2017/02/03
沈黙 サイレンス
元映画部部長 コジマです( ̄^ ̄)ゞ
1/21公開、即見てきましたよ!
かなーり昔に原作を読んだ
マーティン・スコセッシ監督の
沈黙 サイレンス
原作 遠藤周作 氏
なんか息苦しい話だったなーくらいで
全然覚えてなかったけど
念のため体調万全の時に見に行ってきました!
あらすじ
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教 (信仰を捨てる事)したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは 日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の 井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。そして次々と犠牲になる人々―
守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
ネタバレになっちゃうのかな??
宣教師ロドリゴが
日本人のキリシタン達が信仰の証、ロザリオやら十字架やらを欲しがるのを
危惧していた場面がありました。
日本人って、
信仰=心のあり方 より
お守りとかご本尊とかお札とか、物にご利益を求めがちですもんね(笑)
まあ、まさに
心のあり方を問われる映画です。
あ、あと、
日本人は自然の中に神を見いだす
日本人の神は太陽
Son of Godではなくて
Sun of Godである
みたいなセリフ(多分)があったんですけど、
まさにその通りですよねえ。
アミニズム自然信仰なんです、
日本もポリネシアも。
文化の違いで
宗教の真髄を理解できないのはしょうがないと思います。
それが沼という例えで語られていました。
どちらにしても、
宣教師達は大変な苦労をして
世界へ布教していたんですよね。
ハワイやポリネシアでは
ヘイアウに捧げられたり
食べられちゃったりしてますし…
日本がキリシタンを禁止した事にも
ちゃんと理由があって
一歩的に取り締まった側が悪いわけではない、
まあ、やり方は残虐過ぎかなと思いますが…
あの時代にもっとキリスト教が広がっていたなら
ポリネシアの島々や
他の文明の国々のように、日本も、
列強の植民地になっていた可能性もありますよね。
キリスト教布教によって
世界中の様々な文化が滅びてしまったのも事実。
ハワイの文化も結構消されてしまいましたし。
「教える(布教)だけで
何も(日本を)学ぼうとしなかった」、と
宣教師に対して言っている場面があったのですが
文化の違いって、本当に埋めるのが大変!!
もっと当時の日本の風土に合った進め方なら
また
違った結果だったのかも。
いろいろな角度から見て考えることが出来る映画だと思います。
続けて見ようという気にはなれませんが、
またいつか違う視点からも
見てみたい映画です。
監督が日本人ではないのに
違和感があまりありませんでした。それは凄いことですよね。
特に
俳優陣がめちゃくちゃよかった!!
おすすめです。
体調の良い時に。あ!R12です。
見てきた方へは!!
あいむあらいぶ さんのブログも読んでみて下さい!!
ネタバレありなので、
見てきた方のみ!!
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