2015/05/10
夜ハワイ第52夜 普通のマナの人たち
古代ハワイの一般の人達は
マカアーイナナ
と呼ばれます。
普通のマナの人達です。
だいたい真ん中が高くて
そこから海に向かって
土地が広がります。
真ん中からピザのように
放射線状に切って
そのピザの一切れ分を
アフプアア
といいます。
~市みたいなもんです。
アフプアアは
山から海まで、生活に必要な全ての物が
そこでまかなえるようになっています。
語源は
文字がない標識もない
古代ハワイなので、
お隣との境界に
石を積み=アフ(祭壇)、
ブタ=プアア の彫り物を目印にしたため。(石積みや木の場所もあり)
人々は
大家族で暮らしました。
土地区画といっても、誰のものかというと
もちろん
神様
に借りている感じです。
この世の全てのものは
神様からの借り物なので
自由に大切に使うのがハワイアンでした!
だから、
ロノ神と間違えられたクック一行が
嵐でハワイへ戻ったとき
ハワイの民は
クックの船の
カッターボートを勝手に乗っていってしまい
返さなかったことから、
イザコザが起き、
クックが命を落とす羽目になったのでした。
ロノのものは
ハワイアンのもの
だもんねえ。
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