2015/05/08
夜ハワイ 第50夜 カフナとは
Kahuna カフナは「聖職者」とか
「ハワイのシャーマン」なんて訳されていたりしますが、
と言う意味の、
職業従事者のトップ、
その道のエキスパート
のこと。
もちろん、
儀式を執り行う人と言う意味では
聖職者も含まれますが
農業、漁業、大工、船大工
などなども、
古代のことですから
全ての職業を
つつがなく行うには
儀式が必要でした。
自然現象に左右される土地では
自分達の仕事が
上手くいくのもいかないのも、
神頼み。
不漁や不作だったら、
神に対してよくないことをしたのかも、と
考えたので
その道のトップ(カフナ)には
神様のご機嫌を伺える能力
つまり儀式を執り行う
という力(マナ)が必要!!
そして、
それぞれのお仕事の技術は
そこの家系の「秘伝」(カプ)
でした。
秘伝は先祖代々伝わってきた「マナ」なので
その知恵が他の人に知られるのは
マナの流出((((;゚Д゚)))))))!
絶対知られてはいけません。
フナ(知識)は共有されません!
ということで
分業制です!
だーかーらー、
ある人にとっては
小さい頃からやってきた
簡単な技術でも
やったことがない人からしてみたら
神業!なのですね。
そんな神業が使えるのが
カフナともいえるのです。
なにしろ
エキスパートですから!
前の記事 : 夜ハワイ第49夜 ヘイアウ
次の記事 : 夜ハワイ第51夜 秘密の知恵を守る人!