2015/04/30
夜ハワイ第42夜 ロノ神のエピソード
マカヒキという季節に
ハワイへ戻ってくるというロノ神。
だいたい今の暦でいくと
ポリネシアの舟を覚えていますか?
で、ロノ神の化身の一つは
これ、
ロノイカマカヒキという名のロノ神。
(難しいカタカナは軽くスルーでOK)
さて、そんな1779年のハワイ島
ケアラケクア湾に
やって来たのは???
こんな船
あの人の乗った!
昨日の記事を覚えていますか??
クーは黒い神
ロノは白くて青い目。
そして偶然にも
ケアラケクア湾は、ロノが戻ってくる場所だったのです!
ハワイアンは、クック一行を
ロノ神と間違えて
その年のマカヒキは大騒ぎ!
しかし、ロノが島をでる2月に出航したクック一行でしたが、
マストが折れてハワイへ引き返したら…
こんな時期に帰ってくるはずのないロノ!
え、ロノだよね?
神だよね?
なんで帰ってきたん?
神じゃなかったの??
今もうクーの季節だし!
クック一行も
あれ?
出迎えなし かい?
あんなに歓待してくれたのに?
あれなんだったの?あんたたち!
お互い不信感を抱きつつ
揉め事が起き、クックは命を落としてしまいました。
クックがロノではないという
確証がなかったようで、
クックの骨を王族間で分けてしまいましたとさ!
だって
もしロノだったら、
その骨には相当なマナが宿っているはずですから。
(一番マナが宿るのは骨なので)
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