2015/04/29
夜ハワイ第41夜 クーとロノ
古代ハワイでは
色にも意味があるのですが、
黒 といったらクー神
白 といったらロノ神という神で
対で考えられます。
ロノ神は肌が白くて、一説では
目が青かったとも。
対といったら、他にも
クーが東なら、ヒナ(という女神)は西、などもありますが、
今回はロノで。
ロノ神は豊穣豊作の神
の部分が有名なので、
化身が
雨や雨雲
ブタ
サツマイモ
ヒョウタン
などなどを。
ハワイは乾季と雨季があり、
雨季に入る印が
日没後に東の空にスバルが見えるようになること。
そうすると、マカヒキという
特別な季節になります。
収穫祭のようなもので、
厳しいクー神がハワイから去り
ロノ神がお土産をもってハワイへ帰る
楽しいとき。
ロノのお土産とは
収穫のことです。
その間、ハワイの人々は遊び暮らし、
役人が島をめぐり収穫物を徴収します。
古代ハワイアンは
この世の全ては
神様からの借り物贈り物と考え、
豊作は自分達の労働の成果ではなく
ロノ神からのプレゼントと考えていました。
そんなロノ神にまつわるエピソードは
また明日!
上の写真のような儀式が見られます。
クーがグルグル巻きになってます。
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