2011/02/24
Ali’i(王族)の装飾品 HULU
Aloha!
前回、「羽のマント」について記述しましたので、
HULU(鳥の羽)について、もう少し。
鳥は高く飛んで、神に近い(と思われていた)ため、
神の直系といわれる王族を表わします。
‘Iolani(天の鷹)というと、=王族をあらわします。
イオラニ・パレスのイオラニです。
昔々は、神に近い王族のことは恐れ多くて口に出してはいけなかった
暗号のように呼ばれました。
こういうコトバををKAONA(カオナ・二重の意味)といいます。
羽製品はこういう理由から王族しか身につけられませんでした。
羽のレイは Lei Hulu(レイフル)
羽のヘルメットはMahiole (マヒオレ)
羽のマントは’Ahu’ula
王族がここにいるよ!というお知らせの毛ばたきみたいなのはKahili
といいます。
この作り方がすごい
鳥の羽を取る職人が、木に鳥もちをつけ
捕まったミツスイなどの鳥の羽の黄色い部分や赤い部分を
数枚だけ取って、また鳥をリリースしたそうです。
何千枚もの羽を集めるのに、何年かかるのか・・・
王族の色といえば、赤と黄色。
布(KAPA)は真っ赤に染めるのが難しいため赤いものが珍重され
HULUは黄色い羽が珍重されました。
(赤い羽は、全身真っ赤な鳥がいたため黄色よりも手に入りやすかったようです。
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