2010/10/02
色
Aloha!
今日は「色」についてです。
どこの国でも、一番珍しくて希少な色が神や王族の色とされます。
古代ハワイイでは、「’Ulaまたは’Ula’ula(赤)」と「Melemele(黄)」が
Ali’i(王族)にとっての聖なるであり、王族をあらわす色でもありました。
赤は、KU神、
特にKU’ULA神やLONO神にささげられる色なので、赤身の魚はこれらの神に捧げられました。
(KUKA’ILIMOKUも赤い羽根で飾られたりする。)
PELE神もまた赤が聖なる色とされ、
PELEがAUMAKUA(祖先神)の一族は、誰かが亡くなると
赤のカパ(または赤と黒のカパ)で遺体を包み、
PELEの溶岩に遺体を捧げたそうです。
古代ハワイでは、骨を焼くのはKAPUだったのですが
PELEがAUMAKUAの一族は溶岩で焼けてもOK。
PELEのKAHUNA(聖職者)も赤と黒のカパを身につけていた。
(ちなみに、髪や髭をカットしてはいけなかったらしいです。)
PELEの兄の鮫神KAMOHOALI’Iは人間の姿のとき
赤いMALOを身につけているとされる。
そのため彼の信仰者(彼をAUMAKUAとする一族かな?)は
海辺で「赤」を身につけないそう。
海つながりで、
黄色も漁業の神にはKAPUです。
黄色はWAO(森の奥地)にすむ神や精霊をあらわす聖なる色でもあります。
フラの女神といわれるLAKA神の祭壇には黄色のKAPAが捧げられますし、
MO’Oや水の精、森の精も黄色のKAPAを身につけます。
これらをAUMAKUAとする一族は
亡くなった人がAUMAKUAの一員になるための儀式KAKU’AIでは
遺体を黄色いKAPAで包みます。
有名なMO’O族の女神、KIHAWAHINEも黄色いKAPAを身に着けました。
黄色はMO’Oのお気に入りの色なので
森に行くときは黄色い服を着て行ってはいけない、なんて話も
聞いたことがあります。
マナ・カードを見てみると
LAKA様もMO’O様も黄色いTAPAを身につけていますよね??
ああ、2色した説明できなかった・・・
つづく!!
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